引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
今回は日本一売れているコンパクトカーの日産ノートのハイグレードバージョンとして発売されたノートe-POWER NISMO Sの価格面について説明していきたいと思います。
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(通称NISMO)は、日産の連結子会社で主に、日産車をベースにモータースポーツ向けの部品を製造や販売をしています。
2014年(平成26年)10月にノートNISMOが発売されました。
ジューク、マーチ、フェアレディZ、GT-Rに次いで5車種目となり、マーチNISMO同様、燃費重視の1.2L CVT車「NISMO」と専用チューンのエンジンを搭載した1.6L 5MT車「NISMO S」の2グレードが用意されました。
そして2016年のマイナーチェンジで「ノートe-POWER NISMO」が追加され、低燃費だがスポーティな走りができるように専用のチューニングを施し、走行性能が大幅に強化されました。
そして、2018年9月に追加発売された「ノートe-POWER NISMO S」は、インバータとコンピュータ(VCM)に専用チューニングが施され、減速機も強化されたことで、モーターにおいて、最高出力100kW・トルク320N・mの高出力・高トルク仕様となり、ノートe-POWER NISMOを超える加速性能を実現しています。
e-POWER専用のドライブモード設定である「S」「ECO」モードにも「B」レンジを設定していることで様々なシーンで使い分けることができ、ドライブがより楽しく、快適になっています。
最近の車は、様々な装備の充実で価格設定が少し高めとなっていますが、ノートe-POWER NISMO Sは性能と価格はあっているのかを評価してみたいと思います。
ノートe-POWER NISMO S 価格を評価する
まずノートe-POWER NISMO Sのメーカー希望小売価格は2,671,920円(消費税込)とノートのグレードの中で1番高い価格となっています。
車両の価格だけで2,671,920円なので、オプションや諸費用などを入れると約3.000.000円近くなりますが、コンパクトカーで3.000.000円は正直高いと思う人が多いと思います。
従来の日産ノートより性能が向上しているとはいえ、スポーティさを求めていない人にしてみれば手が出しづらいかなと思います。
個人的にはスポーティな走りが好きで、低燃費で力強い走りが体験できてノートe-POWER NISMO Sのメーカー希望小売価格が2,671,920円は高いとは思いませんが、確かにスポーティな走りに興味がなければ高いと思う人が多いと思いますね。
そしてライバル的な存在のアクアとの価格を比べてみると、アクアは1番高いグレードでメーカー希望小売価格が2,527,200円とノートe-POWER NISMO Sより低価格となっています。
しかしアクアの1番高いグレード(G“GR SPORT・17インチパッケージ)の最大トルクは111 N・m、最大出力は54kWですが、ノートe-POWER NISMO Sは最大トルクは320 N・m、最大出力は100kWと倍以上のパワーを持っています。
価格面だけでは、アクアの1番高いグレード(G“GR SPORT・17インチパッケージ)よりも価格は高いですが、倍以上のパワーがあるというところを評価すれば安いと言えるでしょう。
ノートe-POWER NISMO S 性能差で価格を評価する
ノートe-POWER NISMO Sはスポーツカーのような力強い走りができるだけではなく、多くの安全装備や優れた静粛性を標準装備しています。
安全装備には、※「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)」、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」がオプションで搭載することができます。
最近の車では安全装備が付いているのは当たり前になっているので、搭載されていて「要らない」と思う人は居ていないと思います。
安全装備を搭載するにも結構な金額はかかります。
インテリジェント アラウンドビューモニターなら75.000円しますので総支払額が高くなりますが、オプションなので必要なものだけを搭載すれば費用も抑えることができますし、何より安全に運転しないとノートe-POWER NISMO Sを楽しむことができません。
その他の性能としては、ボディの前方と後方に入念な遮音対策を実施しています。
エンジンノイズやロードノイズなどの車内への侵入を抑制して、e-POWERの優れた静粛性をいちだんと際立たせているので車内での会話などの邪魔をすることなく楽しいドライビングが可能となっています。
遮音対策は追加で費用が発生することはないです。
ドライブ中などにモーター音などの音が大きいと気になって会話の妨げになりますが、ノートe-POWER NISMO Sはドライブに集中することができるように細かい部分まで考えられていますよね。
価格だけを見てみれば少し高いような気がしましたが、性能を見たり体験してみるとそこまで高いとは思わないです。
そしてノートe-POWER NISMO Sの1番の売りは出力とトルクをパワーアップさせた力強い走りです。
実際に試乗してきましたが、想像を超えるものとなっています。
ノートe-POWER NISMO S 実際の走りで価格を評価する
ノートe-POWER NISMO Sの走りは、NISMOが手掛けているだけあってスポーツカーのような加速が魅力となっています。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html
実際に試乗してみましたが、まずゼロ発進からの加速に驚きました。
従来の車では、ゼロ発進時はアクセルを深く踏み込んで加速していましたが、ノートe-POWER NISMO Sでは不感帯を少なくしており、ペダルの踏み込む量を最小限に抑えているので少しアクセルを踏み込むとパワーアップしたトルクと出力のおかげでスムーズに加速します。
少し踏むだけで軽々加速するので少し深めにアクセルを踏むと加速Gが体全体に感じるほどの加速力がありました。
加速もすごいですが、パワーアップした出力とトルクで運転していても全然ブレることがないくらい安定していますので、コーナリングなどでも安定感があり、とても運転がしやすくなっていました。
加速・性能・安定性のバランスが取れているので評価的には妥当な価格だと思います。
ノートe-POWER NISMO S 価格の妥当性の評価
最後はノートe-POWER NISMO Sの価格の妥当性について紹介したいと思います。
まず価格の妥当性とは、その車のデザインや性能に合った価格設定がされているかということになります。
ノートe-POWER NISMO Sのメーカー希望小売価格が2,671,920円で価格だけで評価すればコンパクトカーでは少し価格が高いと思います。
上記で紹介させていただいた「性能差で価格を評価」「実際の走りで価格を評価」を踏まえてみればノートe-POWER NISMO Sの価格設定は妥当な価格になっていると思います。
オプションで装備などを追加すれば価格は高くなりますが、その分性能がアップして運転がしやすくなりますし、ノートe-POWER NISMO Sだけではなく他の車でもオプションを追加すれば価格は高くなります。
ノートe-POWER NISMO S 価格 まとめ
今回はノートe-POWER NISMO Sの価格について紹介させていただきました。
車の価格が高いと思う基準は、人によって異なるため今回のノートe-POWER NISMO Sの性能を把握しても高いと思う人も居ていると思います。
今回の評価は私個人がノートe-POWER NISMO Sを試乗してみてメーカー希望小売価格が2,671,920円でこんなにスポーティな走りができて、尚且つ低燃費なのはお得だと思ったので紹介させていただきました。
車の性能は文字だけではあまりしっくりこないと思うので是非ノートe-POWER NISMO Sに試乗してみてください。
できたらノートe-POWER NISMO も試乗してみてどれくらい違いがあるのかを体験してみるとノートe-POWER NISMO Sのすごさがわかると思います。
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