車の本質を頑固に磨き続ける「ロータス」。
同ブランドの中でも人気シリーズ「エリーゼ」は歴代の遺伝子に1ミリの狂いもなく、本格派のスポーツカーとして評価は高いです。
今回は、ロータス エリーゼの新車・新型の価格情報とラインナップ、おすすめモデルなど基本情報をまとめてみました!
ロータス エリーゼのモデルラインナップと価格
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/images/elise/ELISE_001.jpg
ロータス エリーゼは全9種類のラインアップで展開されています。
どのグレードでも、公道を走るにはハイスペックすぎるスポーツカーであることには変わりありません。
平たく表現するのであれば、ベースである「エリーゼ」に対して「ロータス」としてこだわりポイントの注入がどこまでされているか?が異なることでしょう。
個別に各グレードの違いにも少し触れていきます。
○ロータス エリーゼ 価格表
各グレードの値段を一覧表にまとめてみました!
価格だけざっくり知りたい方はご活用ください。
※現行モデルのエリーゼには
○Elise Cup 250 GP 8,964,000円
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/images/elise-cup-250-gp/EliseCup250-HighPerformance.jpg
国内では20台限定、全世界で40台しか販売されていないプレミアムなエリーゼ。
レースシーンでロータスが戦った当時のF1をテーマに作りこまれているのが「Cup 250 GP」最大のポイントです。
そのままサーキットで走れるほどの本格スポーツ仕様ながら、公道でも走れるスポーツカー。
専用の塗装に加えて、超軽量鍛造アルミホイール&YOKOHAMAのフラグシップタイヤを標準搭載しています。
軽快なシフトと最高にクイックなエリーゼのハンドリングも相まって、マニアや評論家がこぞって太鼓判を推すほど。
限定台数という事もあり、中古車ではプレミア価格で販売されています。
見つけたらラッキーかも?
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/elise-cup-250-gp.html
数値面でもエリーゼの中で最強です。
- 最高速度 248km/h
- 0-100タイム 4.3秒
- 最高出力 248.4ps
他のモデルと違い、唯一「0-60」でなく「0-100」表記になっているのもロータスの絶対的な自信を感じさせられますよね。
○Elise 4,968,000円
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ベーシックモデルのエリーゼ。
とはいえ、この車にとってのベーシック(基本)は他と大きく異なります。
何か先進装備があるわけでもなく、特別に高級な素材で内装がまとまっているという事はありません。
無駄を徹底的に省き、「軽さ」をとことん追求したエリーゼにはオーディオやフロアマットすら排除されています。
例えば、黄色あるいは赤色の看板の中華料理店を想像してください。
「早い、安い、美味い」の3拍子が揃っていて、正直どこにいっても同じ味の料理が出されるあの感じ。
エリーゼは、時代がどれだけ安全性、利便性を求めても走りに対して「軽い、速い、楽しい」そんな車としての本質をマーケットにぶつけています。
- ロータス製オールアルミモノコック
- ダブルウイッシュボーンスポーツサスペンション
- スポーツレシオ6速マニュアルトランスミッション
- 単筒式ビルシュタイン製ハイパフォーマンスガスダンパー
- アイバッハ製コイルスプリング
現行のエリーゼを最も安く体感できるモデルです。
ほぼ確実に世の奥様方がOKサインを出さない買い物かもしれませんが、理解を得るのはエリーゼにとって少々野暮かもしれません。
良さが分かる人が乗ればよい、分かる人のために作っているスタンスを明確に感じられる一品でしょう。
残念ながら新規オーダー終了のモデルなので、新車は在庫限りだそう・・・。
○ELISE S 6,300,000円
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/lotus-elise-s.html
NAエンジンでは物足りない、欲しがりなアナタには「S」が良いでしょう。
ベーシックモデルをベースに「スーパーチャージャー」を搭載、空力構造の変更がされています。
最も人気なモデルのひとつで、抜群の気持ち良さで評判です。
引用:http://cdn.toyota-catalog.jp/catalog/pdf/corolla-fielder-w/corolla-fielder-w_200610.pdf
ちなみにベースとなるエンジン「2ZR-FE」はカローラフィールダーにも搭載されている凡庸なモノ。
ですが、ここまでのスポーツカーに完成されている事実。
動力も大事ですが、それを組み込む躯体の大切さは感慨深く、ある種の魔改造がなされコントロール性のある暴れ馬に変貌を遂げているのです。
油圧や電子制御のパワステではなく、エリーゼは「ラック・オピニオン式」のステアリング。
この操作感はスーパーチャージャーのエリーゼSでは楽しさ倍増です。
ロータス エリーゼ、買うならどのモデル
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/images/elise/Performance.jpg
ロータスらしい車を楽しみたいのが購入理由ならば手を出しやすいモデル「ELISE」。
普通の走り(十分過ぎるが)じゃ満足できないならスーパーチャージャーの「ELISE S」が買いでしょう。
同じエリーゼでも現行9種類において、いずれかのグレードが劣るといった事はありません。
もとより、上位グレードでは上質なインテリアが使われている、この装備がつくといったコンセプトではなく、どれでもエリーゼらしさを感じることが出来ます。
故に、流通量が安定している人気モデルが後先を考えると長く乗れると考えられますね。
引用:http://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/images/elise/ELISE-colour-range.jpg
新規オーダーが終了している2モデルなので、新車での購入は在庫あるのみ。
中古車での購入も前提に考えておかなくてはいけません。
新車でも中古車でも、個体差が出やすい車種ですから市場はマストでしょう。
正規ディーラーや信頼のおける販売店を当たり前ですが利用しましょう。
万が一初期不良や、故障したとき普段のメンテナンスでも頼りになる業者選びが肝です。
硬派な車だからこそ、何が原因で故障かわからない何てことがないように。
ロータス エリーゼ、買うならどのモデル値引きとかあるの?
エリーゼも例外なく、新車あるいは中古車でも値引き交渉は可能です。
しかし、他の外車や国産車の概念で値引きを期待するのはナンセンス。
一般的に外車の値引き交渉では、ディーラー側の日本でのシェアを獲得したい、もとい多くの人にこの車に乗って欲しいという心理があります。
ところが、ロータスの車に対する考え方をこれとは異なるものです。
ここまで記事を読んで頂けたならお分かりかと思いますが、「誰もが欲しがる車を売る」スタンスではありません。
むしろ少数なコア層へ響く車作りをしているため、大きな値引きをしてまで安売りする気はないでしょう。
成功しやすい値引き交渉は以下の記事でお話ししていますので参考にどうぞ。
【スペーシア スズキ 値引き相場と限界の最新情報と値引き交渉テクニック】
外車買ったら、税金はどうなるの?
外車デビューを考えているアナタにとって税金はネックになるポイントですよね。
エリーゼの税金事情を考えてみましょう。
ベーシックモデルの「ELISE」でざっくり計算してみました。
○ELISEの年間維持費
- ガソリン代 150,000円 (燃費は約9㎞/Lで計算)
- 自賠責保険 16,000円
- 車検費用 48,650円 (法定費など最安値で)
- 自動車重量税 5,000円
- 自動車税 39,500円
これだけみると意外と安い?と思うかもしれません。
しかし、問題なのはメンテナンス費用です。
最近の外車は日本の道路事情に合わせて、故障しにくいという話もありますが、エリーゼに関しては街乗りにフォーカスしてチューニングはされていません。
オイル交換やタイヤ、バッテリー交換も整備に自信があれば別ですが、理想は正規ディーラーへ足を運んでメンテナンスがベストです。
コンディションが完璧であるほど、持ち味が生かせる車ですから。
故障した場合の費用については特に買う前に考えておきましょう。
現オーナーの日記や口コミ評価をみても、故障や不具合が納車から一度も起こっていない人はそういません。
手間のかかる子ほど可愛がりたいと言いますか、メンテナンスの費用はあらかじめ知っておく必要がありますね。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
数ある車の中でもクセの強い車種「エリーゼ」について軽く触れていきました。
オープンカーやツーシーター、スポーツカーでハイエンドな車種を探すと最新の○○、モンスター級の○○エンジンが売る文句なのがほとんど。
もちろん、そういった車を軽視するのではありませんがエリーゼのように「普通のエンジンを積んでも俺たちの技術で良い車が作れるぜ」と職人の声が聞こえる車ってかっこいいですよね。
持てたくてオシャレな車が欲しい人ではなく、芯から車が好きな人に贈られる車がエリーゼ。
逆に例えば、モテたくてサーフィン始めたけど、段々のめり込んできて玄人サーファーになってしまった中年男性みたいな。
オシャレな車をかったけど、乗りごち悪いし最悪。
だけど、乗っているうちに何か気持ち良くなってしまうストーリーもありそうです。
何の話か分からなくなってきましたが、数千文字では綴れない魅力が詰まる一台でした。
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