アウトドアな軽ハイトワゴン「スペーシアギア」。
今回は、大人気スペーシアギアの燃費を徹底的に調べてみました。
スペーシアギアの燃費性能から口コミ、運転上手はやっている細かい燃費向上テクニックから気になるメンテナンスグッズまでお届けします。
スペーシアギア口コミで見る燃費の実際
口コミに移る前に、まずはスペーシアギアの燃費性能からみていきましょう。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/
○スペーシアギアのグレード別カタログ燃費性能
・スペーシアギア HYBRID XZ 2WD カタログ燃費 28.2km/L
・スペーシアギア HYBRID XZ 2WD ターボ カタログ燃費 25.6km/L
カタログ上のスペーシアギアの燃費はこういった感じで誰の目から見ても間違いなく低燃費の水準ですよね。
シンプルに低燃費な軽ハイトワゴンをお探しならスペーシアシリーズは、このサイズの車で最も低燃費でランキングを付けるのであれば文句なしの第一位の実力派なんです。
○なぜスペーシアギアの燃費は良いのか?
・スズキ マイルドハイブリッドの貢献は大きい
スペーシアギアの燃費を語る上で欠かせない存在といえばやはり「マイルドハイブリッド」でしょう。
SUZUKIのマイルドハイブリッドと言えば、これまでその仕組み上の理由で軽自動車に搭載できなかったハイブリッド機構をコンパクトサイズの車にも導入可能にしたこの仕組み。
その概要は、発電機と走行モーターを両立したISG(モーター機能付き発電機)とマイルドハイブリッド用に小型化されたリチウムイオンバッテリーこれにより軽自動車でもハイブリッド採用が出来ています。(スペーシアギアは全グレード マイルドハイブリッド採用)
難しい説明はこれぐらいにして、エンジンに負荷をかけ燃料を消費するシーンにモーターが加わることで燃費が良くなり、エンジンを使わずに電気でモーターを動かすから燃料(ガソリン)をそもそも消費しないよねって話です。
・重量の軽さによって、低燃費はもちろん軽快な走りも実現している。
燃費を良くするには、エンジンやモーターだけでなく、生み出される力によって動かす箱を軽くすること。
各メーカー、こぞって軽量で剛性も確保できたボディを開発しています。
例えばダイハツではモノコック機構、SUZUKIにおけるそれはTECT(テクト)でボディの軽量化、剛性はもちろん車内の広さも削らない至れり尽くせりボディ。
もちろんボディだけでなくプラットホーム(骨組み)も、HEARTECT(ハーテクト)といった新プラットホームも開発して、特殊なのはサスペンションを骨組みとして一人二役に。
部品数が減り、軽量化と基本性能の向上が実現しているとのこと。
難しい話に感じるかもしれませんがともかく、横文字のかっこいい名前の仕組みで軽くて丈夫なスペーシアギアという認識が持てれば良いです。
○結局、口コミと実燃費はどうなの?
お待たせして申し訳ないです。
いよいよスペーシアギアの気になる実燃費とその口コミです。
・見た目からして重そう、なのに走りは申し分ない燃費も優秀で平均リッター20kmぐらいは走ります。
・エクステリア、インテリアともにSUVのテイストを取り入れてきて燃費はどうなの?と思いましたが中身は良い意味でスペーシアそのもの低燃費とスズキの軽快な走りは健在でした。
・街乗りメインですが変わり種が欲しくてスペーシアギアにしました。
街乗りなのでストップ&ゴーが多いのに平均17~18後半ぐらいで発進からの加速はスムーズで快適です。
○スペーシアギアは実燃費も優秀。
口コミ評価の結果も踏まえてスペーシアギアの実燃費を考えてみると15~22km/Lが平均になりそう。
もちろん走行環境に左右されやすい部分もあるのでシーン別にスペーシアギア実燃費を考える必要がありますが、高速道路では20~25km/L位までは安定して伸びるとの口コミは多いですね。
もとより、マイルドハイブリッドを採用する前の旧型スペーシアから一貫して燃費も良く走りも軽快は持ち味のひとつでしたからスペーシアギアでもそこは抜かりないという事でしょう。
スペーシアギア燃費とコンセプトのバランス
スペーシアギアのコンセプトを考えてみましょう。
スペーシアギアは、街乗りで活躍する広くてかわいらしいルックスで女性人気の強い「スペーシア」から派生した軽ハイトワゴン。
SUVテイストをデザインを取り入れ、防汚シートや防汚ラゲッジスペース、ルーフレールなど純正アウトドアオプションまで用意して登場しました。
アウトドア向けのスペーシアギアとしての部分に加え、スペーシアらしい軽快さと低燃費がしっかりそのまま残っていることは先ほどの見出しでもお伝えした。
結局のところ、スペーシアギア燃費を語る上でこれは最も重要なんです。
車種を問わず、軽自動車では特になんですが燃費を優先するあまりボディ剛性が悪くなったり、静粛性が損なわれる問題は多いんです。
しかし、スペーシアギアにはそれがない。
なのに上手に真新しいテイストを実用レベルで取り入れることが出来ているのは本当にすごい事なんです。
新ジャンルな車でライバルがいない中、いち早く流行りそうなテイストを正確に取り込んでいるSUZUKIはすごいですよね。
とはいえ、何かしら似たようなジャンルの車種と比較はしてみたいですよね。
そこで車中泊に使える軽ハイトワゴンを1台比較対象でピックアップしてみました。
○ホンダ N-VAN (エヌバン)
引用:https://www.honda.co.jp/N-VAN/webcatalog/
ホンダのN-VANと言えば、割と新しい商用バンとして売られているイメージですが、より普段の生活向けのグレードとして+STYLE FUNのグレードは車中泊向けの軽自動車としてはライバルになりそうです。
広い荷室なんかはスペーシアギアと比較すると魅力的ですが、あくまでベースが商用車ということもありシートは簡易的、長距離ドライブを考えるとつらそうです。
意外なことに燃費性能はカタログ値で23.8km/L、実燃費は16.7km/Lとなっておりスペーシアギアと比較してみるとこの差はすごいですよね。
車中泊のできる軽自動車としてスペーシアギアのポテンシャルは想像しているより高いかもしれません。
やっぱりコンセプトとしてアウトドア要素を入れているかつ、燃費良し走り良しのスペーシアの良さも残しているスペーシアギアの燃費はライバルと比較しても優秀と言えるでしょう。
スペーシアギア燃費を向上させるテクニック
スペーシアギアの燃費性能が優秀という話をしましたが、正確には正しいエコドライブのテクニックを使うことで低燃費に繋がるというのが実際のところです。
同じスペーシアギアでも乗り方次第で、燃費は良くも悪くもなります。
○CVTだからこそアクセルワークは重要になってくる。
例えば、マニュアル車であればCVTと比較して変速ギアをマニュアルで固定できる分、理想的な回転数で理想的な速度を維持できるます。
しかし、CVTでのような無段階方式のトランスミッションではアクセルワーク一つでこれが左右されますからより燃費を伸ばしたいのであればシビアにならければいけませんよね。
○初速はじんわり、巡航は一定の踏みこみで。
CVTの一般的なアクセルワークは、発進時でじんわり加速して目標の速度に達したら速度を保つために最小限のアクセルがセオリー。
ですが、スペーシアギアはマイルルドハイブリッド採用車ですから発進時にはモーターアシストが入るんです。
ですから、通常のCVTより初速に乗りやすい、加速が早い訳ですからこれを知らないと必要以上に緩くアクセルを踏んでしまいます。
よって初速はじんわりですが、スペーシアギアに関してはある程度踏む込んだ方が燃費は良くなりやすく、発進の踏み込みが弱すぎると反ってエンジンに負担がかかる時間が多くなり燃費を損なってしますので注意しましょう。
○無駄なブレーキは燃費を悪くする、適切な車間距離で余裕をもつ。
ここまで読んで察しの良い方は、発進こそ燃費を悪くする動作に気付いているでしょう。
不要なブレーキを踏むと、再加速、再発進によってこれもまた燃費を悪くするんです。
適切な車間距離はブレーキ回数を減らし事故防止につながります。
もう一つ言うのであれば、信号手前では速度を徐々に落とすことを心がけましょう慣性で進むことでハイブリッドバッテリーにエネルギーを充電して効率よく循環させることは重要ポイントですよ。
○荷物を載せない。
スペーシアギアは、アウトドア用品など重たい荷物を乗せることが多い車。
もちろんそういった遊びのために積載する時はラゲッジルームやルーフキャリアなど大いに活用して楽しんでもらいたいです。
しかし、普段の通勤やちょっとしたお出かけの時は荷物を下ろすことで当たり前ですが燃費向上につながります。
引用:https://www.amazon.co.jp/
おすすめは、こういった収納ボックスにまとめておくこと。
値段自体も1000円未満のものや高くても4000円程度とお手頃で、何よりひとまとめにすることで片付も持ち出しも楽ですから普段乗りではアウトドア用品はおろして軽量化に努めましょう。
スペーシアギア燃費を向上させるケミカル用品
燃費性能や口コミ、燃費向上テクニックまで抑えたところでスペーシアギアの燃費をより良くすることはできないかと血眼で探せばケミカル用品を使う選択肢が浮かびます。
手っ取り早く考えると添加剤なんかは浮かびやすいところ、経年劣化車などの洗浄目的のものが多いですが、タイムリーにスペーシアギアに使うのであれば新車の状態を保つコーティング系でしょう。
新車時は燃費がよかったけど、乗っている期間を経るについれ色々な汚れで性能は落ちてしまいます。
早めの対策こそ、同じ車でも扱い次第で燃費が良いものとそうでないものが出ますから。
○スーパーゾイルエコ 450ML 10,171円
引用:https://www.amazon.co.jp/
車に乗り出してなんだかんだ事故をせずともお金がかかるのはエンジントラブル。
スペーシアギアのアウトドア向けといった用途であればちょっと予想外に無茶な走りをする可能性だってあります。
この添加剤はエンジン内の摩耗を抑え、ダメージの回復を促し部品の寿命を3倍に延ばすという強気ぶり。
値段が高いと感じるかもしれませんが、数年先の車検で想像以上の見積額でそういえば最近は燃費悪くなったなぁの状況を考えれば安い買い物かもしれませんね。
○カストロール エッジ 0W-16 4L 6,580円
引用:https://www.amazon.co.jp/
添加剤はちょっと抵抗のある方はこちら。
普段のオイル交換で少し良いモノを入れることは車を大事にする、燃費を良くする意味では非常に貢献しますよ。
もっともこのクラスのオイルにはエンジンをきれいに保つ添加剤が含まれているので、オイル交換時にこの製品を選ぶだけでいいんです。
キレイなオイルを入れて走ることを心がけるのは、スペーシアギアに限らずどんな車でも大切ですよ。
結局のところ、乗り方とメンテナンスがこれからの車の走りの快適さを左右しますから。
なにより大切に車を扱うことが重要ですよね。
スペーシアギア燃費 まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
スペーシアギアの燃費あれこれ、いかがでしたか?
楽しい旅行やキャンプ、釣りやらゴルフなどなど素敵な時間をこれから過ごすのに道中の燃費が気になってしまう。
これはちょっと悲しいですよね。
スペーシアギアはお出かけする間でも、ストレスのない快適な車内と軽快な走り、おまけにとっても低燃費で財布にも環境にも優しい。
今回のまとめで、私自身は全体をみて結局のところ「スペーシアは優しい車」という印象を受け、スペーシアギアはその上にワイルドな楽しみ方を上手に乗せてきたと再確認できました。
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