スペーシアに新たな仲間、アウトドアも行けちゃう「スペーシアギア」の登場。
見逃しがちですが、これまでスペーシアカスタムの最上位グレードしかなかったターボモデル。
スペーシアギアの登場で安く、スペーシアでターボモデルが買えるようになったんです。
今回はそんなスペーシアギア ターボのお話です。
スペーシア ギア ターボの口コミ評価
先ずは、スペーシアギア ターボについて詳しく見ていきましょう。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/
○スぺーシアギア ターボのグレードと価格
- スペーシアギア HYBRID XZ ターボ 2WD/1,695,600円 4WD/1,813,320円
- スペーシアギア HYBRIDO XZ ターボ 2トンルーフ 2WD/1,738,800円 4WD/1,856,520円
これまでのスペーシアのターボモデル比較としてスペーシアカスタムもご一緒にどうぞ
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_custom/styling/
スペーシアカスタム ターボのグレードと価格
- スペーシアカスタム HYBRID XS ターボ 2WD/1,787,400円 4WD/1,908,360円
スぺーシアギアとカスタムの比較
ターボモデルとしての仕組みは、ワゴンRなどと同じインタークーラーターボの機構なんですが、やっぱり価格の差は大きいですね。
これまで、スペーシアでターボとなるとスペーシアカスタムの最上位グレードである「HYBRID XS」のみ選択肢となっていました。
2WDで考えると、スペーシアギアは160万円台で購入できるのに対して、カスタムでは180万円に迫るほどの価格になります。
さらに、スペーシアギアでは2WDの2トンルーフ仕様でもカスタムの2WDより安いのはすごいですよね。
もちろん、スペーシアカスタムのターボモデルだからこそのメリットもちゃっかりメーカー側は残していてオプションのサイドカーテンエアバッグがスペーシアギアではないんです。
ただ、基本的にはスペーシアベースの骨組みに対してそれぞれのテイストが重ねられている違いになるのでスペーシアギアのターボモデルは同じスペーシア同士で比較しても割安感はありますよね。
スペーシアギア ターボの口コミ評価
- 走りは当然、スペーシアなので軽快なんですがエンジンルームのコンパクトな纏まりがよく、メンテナンスしやすそうです。
- 走りは軽快だけども、ボディの形はハイトワゴンそのものなのでパワーに対して振り回される印象をワインディングでは受けてします。
- 高速道路やバイパスなんかでは最高なのではないでしょうか?やっぱりSUZUKIの軽は走りの良さがいい、コンパクトカーに迫る勢いだ。
- 価格がNAとほとんど変わらないならということでターボ。視点の高さとフロント周りの視界の広さも合って運転しやすく乗り味も良い。
相対的に見て、スペーシアシリーズが車好きには敬遠されがちな軽ハイトワゴンながら走りの軽快さの口コミ評価は旧型から高かった。
旧型では、Sエネチャージもあって発進からの加速は快適で旧型から乗っている私自身もノーマルでも高速道路が走れるイメージでした。
スペーシアギアも中身のベースは同じマイルドハイブリッドとなったことで、その加速感、燃費も大きく向上したのが口コミ評価からもくみ取ることが出来ます。
ノーマルでもそこそこ軽快な走りのスペーシアギアに、ターボを付けたらどうなるか?
口コミ評価から得られる答えは、軽自動車ではなくコンパクトカー並みの超快適で軽快な走りのようです。
スペーシア ギア ターボのライバル比較
同じ軽ハイトワゴンのライバルたちと比較するとスペーシアギアターボはどのように見えるでしょうか。
実際に他メーカーのターボモデルと比較してみましょう。
比較のベースはスペーシアギアのこのグレードを基本とします。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/detail/
○スペーシアギア HYBRID XZ ターボ 2WD
本体価格⇒1,695,600円
主な装備⇒両側パワースライドドア、クルーズコントロール、先進安全装備パッケージ、運転席助手席シートヒーター、スリムサーキュレーター、本革巻きステアリング&シフト、スライドリアシート、マイルドハイブリッド
カタログ燃費⇒25.6km/L 実燃費⇒20.6km/L
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/type/normal/
○ホンダ エヌボックス G・Lターボ HONDA SENSING
本体価格⇒1,695,600円
主な装備⇒先進安全装備パッケージ、スライドリアシート、サイドカーテンエアバッグ、抗菌シート、両側パワースライドドア、プロジェクターLEDフロントランプ、アイドリングストップ
カタログ燃費⇒25.6km/L 実燃費⇒17.9km/L
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/02_grade.htm
○ダイハツ タント Xターボ SAⅢ
本体価格⇒1,501,200円
主な装備⇒左側パワースライドドア、アイドリングストップ
カタログ燃費⇒26.0km/L 実燃費⇒16.7km/L
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox/specifications.html
○デイズ ルークス ハイウェイスター Xターボ
本体価格⇒1,671,840円
主な装備⇒先進安全装備、両側パワースライドドア、アイドリングストップ、バッテリーアシスト、クルーズコントロール
カタログ燃費⇒22.2km/L 実燃費14.0km/L
スペーシアギアターボとライバルを比較すると
- 単にターボの軽ハイトワゴンとしてみるのであれば「タント」が最も安い。
- スペーシアギアは通常仕様とはことなる特別仕様車という立ち位置なので装備の充実ぶりも考えるとリーズナブル。
- どのグレードも、オートエアコンやスライドシートは標準装備。
- ハイブリッドを採用しているのは、スペーシアギアのみで実燃費は最も優秀。
- ライバル車はアイドリングストップが燃費に貢献するものの、動作中はエアコンが送風モードに切り替わる、エンジン再始動でバッテリーの消耗が懸念される。
- 唯一、アイドリングストップでバッテリーに充電できるのは「デイズルークス」のみで上記のバッテリー消耗が対策されているのも「デイズルークス」のみとなっている。
- クルーズコントロールをグレードの標準装備としているのはスペーシアギアのみ。
- ライバルと比較すると「スペーシアギア ターボ」は燃費と価格当たりの装備が充実している。
スペーシア ギア ターボとNAとの違い
スペーシアギアをNAかターボで迷われている方にとって違いは大切な部分。
スペーシアギアのNAとターボではどのような違いがあるのでしょうか?
また、NAより本体価格の高いターボにはそれに見合った理由とは何でしょうか。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/
スペーシアギアはターボとNAで装備が異なる。
スペーシアギアのターボモデルでは、さきほどお伝えしたクルーズコントロールに加え、前席シートヒター。
パドルシフトと本革巻きステアリングに加えて本革巻きステアリングのインテリアとなっており、実質はスペーシアギアの最上位グレードの扱いになります。
それでいてNAとの価格差は8万円と考えると非常にコスパが良いと言えます。
他の軽自動車で同じ装備を追加オプションで考えると10万円以上は見積もれるのでこのリーズナブルさはスペーシアギアターボの大きなメリットと言えるでしょう。
こんな人にはスペーシアギアターボがおすすめ。
基本的には、装備と価格のバランスからして迷ったらターボモデルを購入することがおすすめですが、
スペーシアギアをどういった乗り方で検討しているかも大事な選択材料になります。
まず、セダンやコンパクトカーなどから乗り換えでスペーシアギアを検討している場合は、断然ターボモデルの方が良いでしょう。
特に、最近の軽自動車は車内スペースと燃費を意識するあまり走りの部分は疎かにされがちな風潮は拭えないためシンプルに走る車を求めているけど家族で乗るし広い軽自動車が良いならスペーシアギアターボは最もおすすめできるでしょう。
長距離ドライブが多い方もオススメできます。
アウトドア趣向のスペーシアギアであれば、高速道路を利用する機会も多いでしょう。
旅行用の荷物やキャンプ用の荷物も積んで高速道路で快適に巡航したいのであれば、NAではやっぱりもっさり感は否めません。
逆に、普段の買い物や通勤メインで乗る場合は特にターボであることの恩恵を受けることもなく燃費の良いNAモデルがおすすめです。
スペーシアギアターボをお勧めできるのは、それが活躍できる長距離ドライブや軽快さを大事にしたい方でしょう。
クルーズコントロールやパドルシフトがターボモデルで標準装備なのも、そう考えると理にかなっていて良く考えられたパッケージングですよね。
スペーシア ギア ターボの意識する点
スペーシアギアターボを検討するにあたってどうしても敬遠してしまう方。
ターボって燃費が悪いんでしょう?
NAと比べて故障しやすくて、メンテナンスがシビアなんじゃない?
その気持ちはすごい分かりますが、実は大きな勘違いかも知れません。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/spacia_gear/
スペーシアターボは燃費が悪い?
結論から申上げると、燃費は悪くないんです。
ライバル比較の部分を見ていただければ、燃費は寧ろ一世代前の低燃費を語っている軽自動車よりも優秀な実燃費になります。
燃費の良さといった部分では特に、長距離ドライブによってはNAより実燃費が良くなる場合だってあり得ますよ。
ターボの持ち味はトルク感のある加速、つまり高速道路のような直線では目標の速度に達するまでの時間が短い。
加速が早いということは、速度が上がってしまえば維持するだけのエコドライブにおいてエンジンに負荷のかかる時間が短くガソリンの消費も抑えることができます。
また、スペーシアギアはマイルドハイブリッド搭載の効果もあり、上手にそのパワフルなエネルギーを循環させることができますから。
ともかく、燃費が悪いという事はなく、NAならNAの走り方、ターボにはターボの得意なシチュエーションがあることを分かっていれば燃費に関して不満はないでしょう。
スペーシアギアターボは故障しやすいのか?
これはターボモデルの車で全体として言われてることですが、壊れやすいと良く聞きます。
ターボ搭載車はNAと比べて、その過給機パーツ分の部品数が増えるわけですから確率で言えば故障の可能性は高くなります。
しかし、壊れやすかと言えばそうではありません。
過負荷でエンジンを冷やさないと故障するといったトラブルは、技術進歩からまず可能性としては低くインタークーラーの冷却性能の向上でアクセルを強く踏む込んだぐらいではへっちゃらです。
もちろん、無理な運転をすれば故障はするでしょうが何もターボに限ったことではありませんよね。
オイル交換は頻繁にしなければいけないという声についても、NAモデルと同じでキレイなオイルを日頃から保つことはターボの有無にかかわらず重要なことです。
エンジンの汚れがたまったり、燃費が落ちたりといった問題を避けるためにもオイル交換は3000~5000kmを目途にしっかり行うことは大切です。
昔のターボ車こそ、寿命がNAの半分だと言われはしましたが、今は部品の耐久性も向上しオイル交換や各メンテナンスを常識レベルでしっかりやれば20万kmでも元気に走るそうですよ。
スペーシア ギア ターボ まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
今回は、スペーシアギアターボについて色々まとめてきました。
私個人としては、やっぱりSUZUKIのパッケージングの上手さが一番印象的で街乗りであればスペーシアの走りは正直十分なのでターボはどういった役目で取り入れるか。
それをしっかり考えたパッケージングで、こんなアウトドア向けの見た目をしているから遠くへ行くよね、じゃあターボが便利。
走りを楽しみたい人はパドルシフトでガチャガチャ遊べるようにしよう。
ただの旅行ではなく、アウトドアなら道中よりも目的地で体力を使うだろうからクルーズコントロールで楽に走ってもらおうという思惑が感じ取れますよね。
何気に、前席シートヒーターまでさらっと装備しているあたり車内はとても快適に作られていることもくみ取れますから本当に上手な内容で決めていると関心が止まりません。
スペーシアギアターボは迷ったらこれを素直におすすめできるものでした。
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